冠婚葬祭の相場・1回忌ではいくら包むか

冠婚葬祭における『普通』という感覚は、ビックリするほど人によって違いがあるものだと、年をとればとるほど実感します。
この、感覚差がはっきりとした目で見えるのが、ご祝儀や香典の金額です。
よくインターネットの相談コーナーでも、金額の多い少ないが問題になっているのを見かけますが、たいがい非常識ではないかと取り沙汰されるのは、『式の内容や年齢の割に中身が少なかった』時です。
基本的に、駆けつける方、呼ばれて行く方は、相手に損を出さないようにお金を包むのが礼儀です。
例えば1回忌を例にとってみると、施主は食事代の他、場所代、お寺側に支払うお布施、ご供物料や御花料、香典返しのお菓子果物代などが経費としてかかっています。
自分が施主になったつもりで経費を計算してみましょう。
招かれた側が相手を大きく経費倒れにすると、時に施主側から恨まれる事態が発生します。
また、その逆で、『施主がもうけ過ぎだ』などと言われることもあり得ます。
いろんなシチュエーションが考えられますが、どんな質素な1回忌であっても、食事が出て大人1人が経費10000円以内で済むことはまずないとみてよいでしょう。